「ブランドイメージの毀損を防ぎ商品の信用を守る」ShtockDataの導入で商標の不正使用に関する調査時間を大幅に削減

【ShtockData】導入事例:白元アース株式会社様

自社ブランド・商品名など商標の無断使用対策としての導入事例|Webスクレイピングサービス ShtockData導入事例:白元アース株式会社様

白元アース株式会社様は、防虫剤、除湿剤、保冷剤、マスク、入浴剤などを製造販売している総合日用品メーカーです。
白元アース様ではロングセラー商品が多数あり、消費者が企業イメージや商品への信頼を商標で識別することから、ブランドの顔としての役割を担うイメージを保護する「商標」を大切にされています。
近年、ブランドの無断使用などのニュースを目にすることが多くなった社会的背景もあり、今回、ブランドイメージの毀損を防ぎ商標権を保護することを目的としてShtockDataを導入し、調査に役立てています。


ロングセラー商品を多数取り扱う総合日用品メーカー

ーーはじめに、事業内容や業務内容についてお聞かせください。

吉田様:弊社は日用品の製造販売をしており、古くから取り扱ってる商品が数多くございまして、例えば保冷剤の「アイスノン」、防虫剤の「ミセスロイド」、除湿剤の「ドライ&ドライUP」、最近ではマスクの「快適ガードプロ」や女性用マスクの「be-style(ビースタイル)」、保温具の「ゆたぽん」などがあります。 昔からの商品も数多くあるメーカーであることから、自社のブランドを大切にしていかなければいけない資産であることの認識を持とうといった話が全社的に上がっている次第です。
私は、知的財産権課という部署におりまして、主に特許や意匠、商標などといった知的財産の維持と管理に携わっております。

鈴木様:私は、今年の4月まで知財法務課におりまして、知的財産権と法務課が分かれる前の部署の課長をさせていただいていたのですが、現在は知的財産権に関しては吉田が引き継いでおります。

商標の無断使用によるブランドイメージの毀損に対する対応策が課題

ーー導入前に業務上課題になっていたことをお聞かせください。

白元アース株式会社 製品戦略本部 マーケティング戦略部  知的財産権課  吉田様


吉田様:以前から弊社の商標であるブランドや商品名が無断で使用されているのを見つけた際は、その都度対応しておりましたが、立て続けにいくつか無断で使用されているものが見つかり、それが社内で問題になったことがありました。それをきっかけに、積極的に商標保護に取り組んでいくことになりました。
具体的には弊社のブランドで重要な商標を抽出し、販売サイトで無断使用されているものを検索し、見つけ次第、申告する作業を行うというものです。
ただ、当初は人員の問題もあり、なかなか手が回っていませんでした。そんな中、私が2021年の4月に異動となり、商標が無断で使用されていないかをWeb上でチェックし、違反を見つけ次第申告する業務を担当することになりました。ただ、始めてみたものの、日々ネット検索を行い調査する作業は、確認する件数がかなり多く、手間と時間がかかり集中力にも限界を感じ、外注を検討することになりました。

ーー本来やるべき作業が他にありながらも時間を取られてたということが背景としてありますか?

吉田様:そうですね。
私も異動したばかりで、覚えなければならないことがたくさんあり、商標チェックの作業とのバランスの取り方も自分自身の課題になっていました。

Webからデータを抽出する観点から、クローリング技術に着目

ーーキーウォーカーを選んだ理由を教えてください。

鈴木様:商標に関する業務のため、初めは商標専門の調査会社をいくつかWeb検索してみたところ、自社ブランドがWeb上で無断使用されているのを排除する業務を行っている業者はいくつかありました。ただ、そちらは全世界のネットショッピングサイトを一括で検索し、検索した結果違反があったものに対して警告する業務まで一括して行うサービスでした。
ただ、それはブランドを強く守れる一方でかなり値段も高かったため、弊社のように数多くの商標を検索するような業務においては商標の調査会社ですとコスト的に難しいと考えました。そこで、Web上のデータを自動で収集する”クローリング”技術を有している企業が私たちのやりたいことを実施してくれるのではと思い、そのような企業を探している中で候補に上がりました。
やはり漏れがあってはいけないということから、技術もしっかりと持っている企業様を選びました。
調査では、対象となるデータを漏れなく抽出しなければいけないため作業工数を減らしながらも漏れなくデータ抽出でき、費用対効果も高いところで検討しました。
そこで営業担当の方に相談をした際、柔軟に対応してくださり、こちらの課題とやりたいことを汲み取ってくださったことが決め手となりました。

白元アース株式会社 経営企画本部 管理部  法務課 課長  鈴木様

本来集中して行いたい確認業務にリソースを集中することが可能に

ーー「ShtockData」導入後の効果をお聞かせください。

吉田様:今までは少しずつ日々保存していたデータがまとめて大量に送られてきたことに感激しました。そこが非常にありがたいです。
また、その先の作業として「収集されたデータを確認して本当にそれが無断使用されているのか」という確認の部分は人が行うことになりますので、そちらに人的リソースを集中できるようになったところが非常によかったと思っております。
手作業で検索して調査を行っていた時は、全て終わらせてから申告する形ではなく、1つの商標を確認して、その都度申告する作業をしていたため、具体的な時間効率化を数値で表すことは難しいですが、効果としては同じような調査作業の繰り返しで先が見えない状況から、調査部分を外注することで精神的な負担がかなり減りました。
期間を区切り、その分のデータが納品されるとわかっていると、次回までにそこの部分の調査と申告作業をしていくというサイクルができますので非常にありがたいです。

ーー「ShtockData」の良い点をお聞かせください。

吉田様:やはりデータをまとめて納品いただけるところが非常に助かっています。
出てきたリストに対して起こしたアクションを記入することで作業の結果を残せるという点でも業務のサイクルが確立できました。
また、ShtockDataの強みでもある大量のデータを取得できることでかなり効率化に繋がっており、その点でも助かっております。


仕様変更にも柔軟に対応、要件定義から納品までスムーズであった点を評価

ーーキーウォーカーの評価についてお聞かせください。

吉田様:何度も仕様を変更するような依頼をさせていただいたにも関わらず、技術の方や営業担当の方にお付き合いいただけたことは非常にありがたかったです。
導入前は想定されていなかった部分が多く不安があったのですが、実施する際は仕様に関してご相談しながら納品までスムーズに行うことができたので良かったと思っております。


データの精度を上げて行くことが可能になれば収集頻度も上げていきたい

ーー最後に今後の展望について、お聞かせください。

吉田様:(データ納品の)1回目が終わり、課題も見えてきてご相談させていただいておりますので、改善しつつ更に精度を上げていただけると良いかと思っています。
今回上がってきたデータ件数はかなり多かったのですが、1回確認したものに関しては次回以降はそのデータを取り除いたものを出していただくよう依頼しています。
そのため、この先に上がってくるデータがいかに少なくなっているかにもよると思うのですが、精度が上がったデータになるのであれば、もっと頻度を上げて収集していただくことも検討したいと考えております。

主力商品が展示されている白元アース株式会社様の会議室

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