2020年3月に東証マザーズ市場(現グロース市場)に上場し、「株式会社家族葬のファミーユ」「株式会社花駒」「株式会社備前屋」の3社を有する
「株式会社きずなホールディングス」。
「葬儀再生は、日本再生。」を企業理念とし、家族の絆、人との絆をつなぐ家族葬を提供している株式会社きずなホールディングスで、なぜWebデータ抽出サービス「ShtockData」を導入したのか。その背景を踏まえて店舗開発本部長の手塚厚さんにお話を伺いました。
株式会社きずなホールディングス様を含めたShtockDataの導入事例を1冊にまとめました。
導入後の成果や現場での活用法のリアルをお届けします。
ーーはじめに、事業内容や業務内容についてお聞かせください。
手塚さん:株式会社きずなホールディングスは、「株式会社 家族葬のファミーユ」「株式会社花駒」「株式会社備前屋」の3社をグループ会社に、葬儀葬祭に関する業務を展開しています。直営のホール数は114店舗(2022年9月末現在)、葬儀の年間施行件数は1万件以上です。
私は店舗開発本部に所属し、店舗開発・店舗設計をメインに担当しています。また、グループ会社のエリアマーケティングも兼任しており、新店舗のエリア選定から、契約周り、店舗設計、店舗の立上げまでを行っております。
ーー「ShtockData」利用前に、業務上課題になっていたことをお聞かせください。
手塚さん:店舗開発は物件探しからスタートするのですが、その物件探しのスキルが人によってバラバラでした。物件情報は流動的ですし、コンビニや外食産業などとも競合になります。葬儀という業界の特性上、敬遠される場合もあります。また物件の判断基準があっても活用レベルがマチマチであり、具体的に判断を行った物件リストがあれば、善し悪しの判断もしやすく、共有や振り返りも出来るようになるのですが、その点にも遅れがありました。
導入前は不動産業者さんからの情報以外は基本的に人力でネットなどを使い情報収集をし、各自のやり方で各自の勤務時間内で行っていました。
具体的には、2日に1回 1時間、約6名で行っていましたので、月平均で約60時間程の工数です。
そんな中で物件情報をいち早くキャッチし、情報戦に出遅れないようにするために、メンバーのスキルを平準的に底上げしたいという思いがありました。
ーー「ShtockData」を知ったきっかけを教えてください。
手塚さん:「クローリング」という言葉は既に知っていたので、現在行っている作業(ウェブ上で条件を絞って検索や検索した物件情報をリスト化するなど)をそのクローリング技術を使って出来ないかと思いました。それを調べていくうちに「Webスクレイピング」というウェブサイト上のデータを取得できる技術があることを知り、そのキーワードで検索をかけたところ、検索結果の上位に表示された「ShtockData」を見つけたのがきっかけです。
ーーーー「ShtockData」を選んだ理由を教えてください。
手塚さん:一言でいうと、ツール型ではなくサービス型だったところです。他のサービスも調べていたのですが、ツール型として提供しているところが多く、サービス型として提供しているところが少なかったので、弊社にとっては「ツール型を1から覚える時間とコストはない」というのが正直な思いでした。そこでサービス型である「ShtockData」のお話を聞きました。 詳しくお話を伺ったところ、私たちが望んでいる形(データを抽出して、加工した形)でデータが提供されるので、これはぴったりのサービスだと思い「ShtockData」を選びました。 ちょうど社内にも”DXの機運”があり、「ShtockData」による工数の削減、抜け漏れ防止などの効果が期待できることから、導入を提案しやすいタイミングでした。
ーー「ShtockData」導入後の効果をお聞かせください。
手塚さん:今まで1時間かかっていた作業が15分程に短縮されました。また細かい条件追加なども丁寧にご対応頂いておりますので、慣れればもっと早くなるイメージを持っています。
作業が短縮されたことで、空いた時間は独自物件を企画する為の情報収集や、不動産ブレーンのネットワーク構築に時間を充てています。また物件成約後はオープンまで一気通貫で行っているため、新店を早期に立ち上げるマーケティング活動にも時間を充てることができております。
ーー「ShtockData」の良い点を教えてください。
手塚さん:当初から、想定していた物件情報リストをしっかりと頂けるところが良い点だと感じています。
今まではそのリストを抽出し、加工する所までに非常に時間がかかっていたのですが、そこの部分が全て自動化できたことは非常に画期的でした。
また元となるRAWデータをご提供して頂けるのも良い点だと感じております。
ーーキーウォーカーの評価についてお聞かせください。
手塚さん:通常のやりとりもレスポンスが早く助かっているのですが、以前、提出して頂いたデータに不備があった際にすぐに修正して頂いたときは非常に良い点だなと思いました。 手厚いサポート体制が安心できる部分だと思っております。
ーー最後にきずなホールディングス様の今後の展望について、お聞かせください。
手塚さん:2030年までに直営ホールを300店舗展開する、という挑戦的な目標があり、その実現に向けて日々の業務の効率化と精度を上げていく必要があります。
1人1人のレベルの底上げと全体の平準化のため、まずは外部ソリューションを有効活用し、ゆくゆくは内製化していきたいと考えています。
現状、物件情報のリスト化に関しては「ShtockData」の導入により自動化が進んでいますので、今後は出店戦略立案のマーケティング活動全般から、日々の判断や検証に集中できる環境づくりに向けて、作業の効率化を進めていきたいと思っております。
株式会社きずなホールディングス様を含めたShtockDataの導入事例を1冊にまとめました。
導入後の成果や現場での活用法のリアルをお届けします。